サイトマップ RSS

【ネパール大地震】世界遺産倒壊 「歴史が崩れ落ちた」 寺院など完全修復は見込み薄 (1/3ページ)

2015.5.11 09:05

世界遺産の寺院、チャングナラヤンで、傾いた建物を支える処置をする作業員=2015年11月9日、ネパール・首都カトマンズ近郊(共同)

世界遺産の寺院、チャングナラヤンで、傾いた建物を支える処置をする作業員=2015年11月9日、ネパール・首都カトマンズ近郊(共同)【拡大】

 ネパール大地震では、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産となっている史跡も甚大な被害を受けた。政府とユネスコは10日までに、首都カトマンズと周辺地域で世界遺産の被害状況調査を開始。寺院など多くの建造物が倒壊し、元通りの修復は不可能との見方が強まっている。文化財を誇りとしてきた市民の間にも落胆が広がる。

 ネパールでは5世紀ごろから、ヒンズー教と仏教が混じり合う独自の文化が形成された。標高約1300メートルのカトマンズ盆地には、主に15~18世紀に建てられた歴史的建造物が残り、多くの観光客を魅了してきた。

 ユネスコは盆地にある、カトマンズ、パタン、バクタプルの3つの古都と、チャングナラヤンなど4つの寺院を世界遺産としている。

 ネパール最古のヒンズー寺院とされるチャングナラヤンは、地震で建物の四隅が全て大きく傾き、外側から木材などで支えている状態だ。調査に訪れた文化観光・航空省のアルナ・ナカルミさんは「放置すれば倒壊する。応急処置は施したが、余震が来ればどうなるか分からない」と話す。

死者8100人超す

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ