過日、日本財団と関東興業の好意で「江戸川の競艇」に半日を遊んだ。テレビマンユニオンのPとDたち、編工研と松岡事務所のスタッフ、EXの編集長、某タレント、ライター諸君などが集まり、わいわいキャーキャーした。競艇新聞にはやっぱり「にげ」「サシ」「ヌキ」「まくり」「ツケマイ」「まくりサシ」「めぐまれ」などの独特語が乱舞している。これ、これ、この感じがいいのだ。過去データも短縮表現されて見やすく配分されていた。係員の解説に頷き、レースごとに盛り上がる場内実況放送の声を聞きながら、よし、よし、この「煽り感」には競馬・競輪にはない「水しぶき」がよくよく似合うぞと思えた。
ボートレースは1周600メートルの水面を、白・黒・赤・青・黄・緑の6艇が3周する。4ターン×3だ。ただし江戸川は全国で唯一の海とつながっている競艇場なので、潮位の影響があって最も難しいらしい。それを読みこんで0秒から1秒の範囲で一斉にスタートラインを「唸り」を上げて突破していく瞬間と、異常なほどに急旋回をするターン争いとは、初めて見る者をも十分に興奮させる。