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世阿弥が気がついた却来(きゃくらい)の思想 「まねる」「うつす」「わたす」がすべてなのである 松岡正剛 (1/5ページ)

2015.5.25 19:00

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【BOOKWARE】

 初心、時分の花、物学(ものまね)、序破急、見所(けんじょ)、せぬ隙(ひま)、拾玉得花、シテ・ワキ・ツレ・ワキツレ・アイ、離見の見、態(わざ)、カマエ・ハコビ、目前心後、直面(ひためん)、未用心、大用(たいよう)、サシ・ヒラキ、崇(かさ)、是風・非風、長(たけ)、そして闌位(らんい)…。

 ルネサンス中期の15世紀、東洋の片隅の観阿弥と世阿弥の親子が鬼舞ばかりの大和猿楽を見違えるほどのパフォーミング・アーツに仕上げた。能である。たちまち大流行したが、その心得一切を『花伝書』(風姿花伝)や『花鏡』にした著作力と思想力もまたすばらしい。これほどの指南書は世界でも稀有なのにノーテーション(謡曲楽譜)やコレオグラフ(舞踏譜)はまったく入らない。上に示したような「時分の花」「目前心後」「序破急」「サシ・ヒラキ」などといった独創的な芸能哲学用語だけで、ひたすらその極意を語り切ったのだ。

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