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有識者会議、整備費2520億円了承 「新国立」見切り発車 あてない財源 (2/4ページ)

2015.7.8 07:00

新国立競技場の有識者会議の後、記者会見する日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長(中央)ら=2015年7月7日午後、東京都内のホテル(三尾郁恵撮影)

新国立競技場の有識者会議の後、記者会見する日本スポーツ振興センターの河野一郎理事長(中央)ら=2015年7月7日午後、東京都内のホテル(三尾郁恵撮影)【拡大】

 有識者会議は主要関係機関のトップらで構成され、整備費の一部負担を求められている東京都の舛添(ますぞえ)要一知事(66)や大会組織委員会の森喜朗(よしろう)会長(77)らが出席。デザインの採用を決めた審査委員会で委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏(73)は欠席した。

 ≪「新国立」見切り発車 あてない財源≫

 新国立競技場の実施設計が7日、JSCの有識者会議で了承され、巨大プロジェクトは財源確保の見通しが立たないまま10月の着工へ走りだす。基本設計段階で1625億円と見込んだ整備費が2520億円に膨らんだ説明も十分とは言えず、批判の中での見切り発車となる。

 苦しい答弁

 「(2本の巨大なアーチなどの)屋根の鉄骨は非常に特殊な技術が必要。できる業者は数社しかない。競争原理が働かず、価格が高止まりする」。会議後の記者会見で費用増大の原因を追及されたJSCの山崎雅男本部長は、苦しい表情で答弁した。

 費用面で最大のネックとなったのは、建築家から難工事が確実で取りやめるべきだと再三批判されてきたアーチ構造。

希薄な当事者意識

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