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7月30日は人身取引反対世界デー 被害2090万人 日本にも一端  (1/5ページ)

2015.7.24 11:00

バングラデシュの少女は、自宅近くで連れ去られ売春宿に送られた。今は、ワールド・ビジョン・ジャパンのサポートで自宅に戻っている=2014年8月10日(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)

バングラデシュの少女は、自宅近くで連れ去られ売春宿に送られた。今は、ワールド・ビジョン・ジャパンのサポートで自宅に戻っている=2014年8月10日(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)【拡大】

  • 人身取引をなくすために取り組む地域住民ボランティアグループ=2014年2月28日(ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • ワールド・ビジョン・ジャパンの松本謡子(ようこ)さん(中央、ワールド・ビジョン・ジャパン撮影)
  • ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)__キリスト教精神に基づいて開発援助、緊急人道支援、アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGO。子供たちとその家族、そして彼らが暮らす地域社会とともに、貧困と不公正を克服する活動を行っている。http://www.worldvision.jp/

 「現代の奴隷制」とも言われる「人身取引(人身売買)」は、世界中に蔓延(まんえん)する深刻な人権侵害で、非人道的な行為だ。弱い立場にある人々が、搾取の目的で暴力や誘拐などの手段によって支配下に置かれ、人権が剥奪される。その被害者は推定約2090万人。しかし、これは氷山の一角にすぎない。

 「人身売買は暗がりにはびこり、この犯罪には地球上のすべての国が関わってている」。ヒラリー・クリントン前米国務長官の言葉だ。事実、米国政府が発表する「人身売買報告書」の2014年版が対象にする国と地域は、世界188にも上る。人身取引による不正利益は約3兆円に上り、麻薬密輸、違法武器取引に次いで、地球上の犯罪ワースト3だ。

 「人身売買報告書」は各国へ改善のための施策を勧告するとともに、4段階の評価をしている。日本は10年連続で4段階評価の上から2番目「最低基準を十分に満たしていないが、改善に努めている」に分類される。そして、「日本は人身売買被害者の、目的国、供給国、通過国である」という実態が明記されている。

 この現状を、日本のどれだけの人が認識しているだろうか。私たちの日常には、「奴隷のように」扱われている人々によって作られた製品や食品が身近にある。人身取引も一般的な商品取引と同様に、需要と供給の中に存在しており、私たちのライフスタイルは需要の一端を担っているとも言える。

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