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トヨタ 「北米頼み」の過去最高益 4~6月期 国内、新興国てこ入れ急務  (1/4ページ)

2015.8.5 08:00

2015年4~6月期決算を発表するトヨタ自動車の大竹哲也常務役員=2015年8月4日、東京都文京区(宮川浩和撮影)

2015年4~6月期決算を発表するトヨタ自動車の大竹哲也常務役員=2015年8月4日、東京都文京区(宮川浩和撮影)【拡大】

 トヨタ自動車が4日発表した2015年4~6月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比9.1%増の7560億円となり、4~6月期として2年連続で過去最高を更新した。北米販売が好調だったほか、円安効果が業績を押し上げた。ただ、消費税増税の影響が続く国内のほか、アジアや中近東などの新興国の販売が落ち込んだ。中国も先行き不安が強まっており、“北米頼み”が一段と鮮明になった。

 円安効果1450億円

 売上高は9.3%増の6兆9876億円と8年ぶりに最高を記録。最終利益も10.0%増の6463億円と3年連続で最高益となった。輸出の採算が改善する円安効果(1450億円)やコスト削減効果(600億円)が増益要因として大きく寄与した。

 16年3月期連結業績は、売上高を当初予想から3000億円引き上げ、前期比2.1%増の27兆8000億円に上方修正。2年連続で最高となる見通しだ。営業利益(1.8%増の2兆8000億円)と最終利益(3.5%増の2兆2500億円)は据え置いたが、それぞれ3年連続の最高益を見込む。グループのダイハツ工業と日野自動車を含む15年(1~12月)の世界販売計画は3万台引き下げ、1012万台に下方修正した。

世界販売 大竹哲也常務役員「北米は堅調だが、日本やアジアは減少している」

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