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夫婦の戦後 不条理な「現実」えぐる 映画「あの日のように抱きしめて」 クリスティアン・ペッツォルト監督に聞く (1/5ページ)

2015.8.14 11:00

撮影現場を見守り、演出を思案するクリスティアン・ペッツォルト監督(左)=2011年8月29日(クレストインターナショナル提供)

撮影現場を見守り、演出を思案するクリスティアン・ペッツォルト監督(左)=2011年8月29日(クレストインターナショナル提供)【拡大】

  • 【メディアトリガーplus(試聴無料)】映画「あの日のように抱きしめて」(クリスティアン・ペッツォルト監督)。8月15日公開(クレストインターナショナル提供)。(C)SCHRAMM_FILM/BR/WDR/ARTE2014

 ヒトラー率いるナチス(国家社会主義ドイツ労働者党)政権下のドイツ(1933~45年)では、ドイツ人とユダヤ人の結婚は厳しく禁じられていた。そのため、恋人たちは恋心を押し殺しながらひそかに逢瀬を重ねたという。戦争が終わった後もなお、そんな理不尽な制約に翻弄され続けたある男女の心情を、新作「あの日のように抱きしめて」で繊細に描き出したのがドイツのクリスティアン・ペッツォルト監督(54)だ。

 SANKEI EXPRESSのメール取材に応じたペッツォルト監督は「ドイツではナチスを描く作品はたくさんあり、ドイツの役者はナチス党員の役を好んで引き受けます。軍服だったり、軍人らしいテキパキとした話し方に、役者としてある種の魅力を感じるのかもしれません。でも、戦争のさまざまな負の遺産に戦後も苦しむ人々にスポットをあてた映画はあまり作られませんでした。ドイツ人の罪の意識がそうさせたのでしょう。厳しい現実にまるで対応できないのです」と映画化の意義を強調した。

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