鹿児島出身のバンド「テスラは泣かない。」のニューアルバムが8月26日リリースになった。去年メジャーデビューしたばかりのバンドの進化を聴くことのできる新作について、鹿児島、東京、プロデューサーの片寄明人氏、バンドが見せる変化など、ボーカルでフロントマンの村上学に、じっくり話を聞いてみた。
「前作が出たときにはこの作品の構想があって、バンドの持ち味と思われているピアノのフレーズやダンステンポは継承しつつ、新しい音楽性も取り込んでいこうと決めていました」
今までのイメージにはない曲もアルバムのボリュームなら表現できると考え、4種類の曲の軸を打ち立て、そのテーマに沿って曲の方向性をアレンジに変えていったという。それがアルバムタイトルにもつながり「ジョハリの窓」という心理学用語をタイトルに用いた。これは対人関係での気づきのグラフのモデルのこと。それをバンドに当てはめて、リスナーから見たバンドのイメージ、バンドが思う自らの個性、誰からも知られていない自分たちなど、このアルバムを聴いたときに受けるさまざまな印象を表している。