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異次元の痛み 群発頭痛を知ろう 大和田潔 (1/2ページ)

2015.9.7 09:30

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 【青信号で今週も】

 目の奥がえぐられるような激痛が突然襲ってきたと思ったら、だんだん悪化していく…。このような痛みを繰り返す疾患があります。群発頭痛です。突然、片目の奥が痛み、2週間から1カ月ほど連日続きます。痛みが起きる側の目や鼻から涙や鼻汁があふれ、激しい発作であることが分かります。

 寝入りばなや夜更けに発作が起きやすく、発作期間中は寝ることが怖くなる患者さんもいます。眠ることもできず、発作が起きると活動を中断せざるを得ないため、日常生活が送れなくなります。ある新聞社の調査で、クリニックの群発頭痛の患者さんを数えたところ、毎年200人近くお目にかかっていることが分かり、決してまれなことではないと確認されました。

 私は、群発頭痛の痛みは“異次元の痛みである”と説明しています。「頭痛」と聞くと、二日酔いの頭重感や風邪の時の頭痛を思い出す方がほとんどです。けれども、群発頭痛は全く異なります。発作の始まりから痛みの頂点に達するまで時間が極めて短く、動けなくなる激痛である点が特徴です。クリニックでは、会社や上司の方への説明用に“日常生活を脅かす群発頭痛”の文章を用意しています。

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