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記号ではない、リアルな故郷がここに 「彼女の人生は間違いじゃない」著者 廣木隆一さん (1/4ページ)

2015.9.13 09:30

文芸作品の映画化を多く手がけてきた廣木隆一さん。「今回の作品の映画化?大歓迎です!」=2015年8月25日(塩塚夢撮影)

文芸作品の映画化を多く手がけてきた廣木隆一さん。「今回の作品の映画化?大歓迎です!」=2015年8月25日(塩塚夢撮影)【拡大】

  • 「彼女の人生は間違いじゃない」(廣木隆一著/河出書房新社、1400円+税、提供写真)

 【本の話をしよう】

 「ヴァイブレータ」などの作品で知られる映画監督、廣木隆一さんが、『彼女の人生は間違いじゃない』で初めての小説に挑んだ。自身の故郷でもある“フクシマ”に生きる人々のいまを活写した。

 「映画をやっていても変な夢を見ることはないんですが、執筆中はかなりうなされましたよ…」。ベテラン監督は苦笑する。「撮影だったら1日ごとに区切りがあるけれど、小説はずっと作品のことを考えていなければならない。役者もキャメラマンもいないので、ぜんぶ自分でやらなければいけないですしね」。それでも、小説を書きたかった。

 震災後の感情 残したい

 福島県郡山市出身。2011年、故郷を東日本大震災が襲った。「直後に福島県で撮影をして、その後宮城県にも行きました。そのときから自分が抱いていた感情を、残したかった。映画にはなりにくい企画だと思っていましたので、世に出すなら活字だろうと」

『おカネだけではないものが彼女たちを動かすのでは』

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