瀬戸内氏は6月、安保法案抗議集会などに出演し訴えた。
「日本は本当に怖いことになっている(略)最近の日本の状況は、怖い戦争にどんどん近付いているような気がする」
「今の日本の状態は私が生きてきた昭和16、17年ごろの雰囲気がある。表向きは平和のようだが、すぐ後ろの方に軍隊の靴の音がぞくぞくと聞こえている。最後の力を出して戦争に反対する行動を起こしたい」
仰天する瀬戸内氏の訴え
大東亜戦争開始前後と平成27年が同じ「雰囲気」? 開戦に至る窮状や緊迫する現下の危機的国際情勢に関する説明を意図的に封印し、「気がする」だけで若い世代に恐怖を植えるプロパガンダは、作り話も生業とする作家とて許されない。が、創作意欲は大したもの。日本共産党機関紙・しんぶん赤旗に7月、党創立93周年記念講演会に寄せられたビデオメッセージが掲載された。
《「赤旗」もずっととってますけど、共産党の好きなのはね、ぶれていない(略)非常に信頼できますよね》
《ずっと共産党に入れているんです(略)そしたら最近、どんどん増えてきてね(略)入れ甲斐がありますよね》