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待機児童5年ぶり増 女性活用で保育需要拡大 (1/3ページ)

2015.9.30 07:00

世田谷区の担当課長(左)から保育所の整備状況を聞く育児休業中の母親ら=2015年9月8日、東京都世田谷区(共同)

世田谷区の担当課長(左)から保育所の整備状況を聞く育児休業中の母親ら=2015年9月8日、東京都世田谷区(共同)【拡大】

  • 待機児童数と保育所などの定員の推移=2008~2015年
  • 待機児童数が多い市区町村=2015年4月1日現在

 認可保育所や認定こども園などの入所を希望しても入れない待機児童は今年4月1日時点で2万3167人となり、5年ぶりに増えたことが29日、厚生労働省の集計で分かった。前年同時期と比べ1796人の増加。定員は前年から大幅に増えたが、希望者の伸びが上回った。

 待機児童がいる市区町村は前年より36増えて374市区町村。最も多かったのは東京都世田谷区で前年比73人増の1182人。千葉県船橋市の625人、那覇市の539人が続き、首都圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)、近畿圏(京都、大阪、兵庫)の7都府県と政令指定都市、中核市で全体の73.7%を占めた。青森や宮崎など11県は待機児童ゼロだった。

 新制度で運営費15倍

 浜松市の住宅街にある「みんなおいで」。平屋を活用した空間に0~2歳児が10人。国の「子ども・子育て支援新制度」で認可された小規模保育事業だ。保育時間は午前7時から午後7時(延長を含む)まで。3人だった保育士は5人になり、秋田美雪園長は「これまでは人件費を払うのがやっとだった。子供1人当たりの運営費が15倍超に増え、設備の充実にも目を向けられるようになった」。

施設整備に反対も

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