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内面さらけ出し 自らを解き放つ 黒木渚 (1/3ページ)

2015.10.7 11:30

10月7日に新作「自由律」をリリースした黒木渚=2015年7月15日(提供写真)

10月7日に新作「自由律」をリリースした黒木渚=2015年7月15日(提供写真)【拡大】

  • アルバム「自由律」(黒木渚、初回限定版A(CD+連作小説「壁の鹿」、4200円+税、提供写真)
  • 音楽評論家、藤田琢己さん(提供写真)

 黒木渚のニューアルバム「自由律」が発売になった。以前、SANKEI EXPRESS紙面でも取り上げたが、今作はさらにパワーアップ。持ち味の表現力に加え、アレンジの幅広さ、演奏家らによる迫力ある感覚的な音源など、彼女の魅力がしっかりと伝わるアルバムにできあがったと感じる。

 新作の制作に当たって黒木は「積み上げてきた“自分ルール”などを一旦全て忘れて、自由なモノづくりに立ち返ろうと思った」という。アーティスト像は、キャリアを重ねるにつれできあがっていく。しかし、「黒木渚はこうあるべきだ、という思い込みに縛られていては、進んでいけないだろうと思った」と語るように、本作を聴くと、新しい曲を作るうえで、風通しが悪くなることから、自らを解き放とうという意気込みがうかがえる。

 スチールパンなど新しい楽器の音を用いたり、シンセサイザーや打ち込みなど電子的なアレンジを取り入れたりしたところに、自由な音楽を制作するスタンスが色濃く反映されている。黒木が「歌詞とメロディーさえ骨太に作れていれば、アレンジやサウンドにも寛大に取り組めます」と話す通り、曲の世界観に合わせた、広がりのあるサウンドアレンジを楽しむことができる。

対象は全人類

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