競泳のワールドカップ(W杯)東京大会最終日は29日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子100メートル平泳ぎ予選に出場した北島康介(33)=日本コカ・コーラ=は、1分3秒42の31位で予選落ちした。前日の200メートル平泳ぎと50メートル平泳ぎに続き、3種目すべてで決勝に進めなかった。
女子で中学3年の池江璃花子(いけえ・りかこ、ルネサンス亀戸)は100メートル自由形で54秒14、50メートルバタフライで26秒17と中学新記録を連発して2種目制覇。200メートルバタフライは星奈津美(なつみ、ミズノ)が2分8秒13で優勝した。
五輪で2大会連続平泳ぎ2冠の北島は自己採点を求められると、「マイナス百点」と苦笑い。「ぶざまな姿を見せたので、ここから上がっていくしかない」と気合を入れ直した。体調不良に苦しみながら「試合でしか感じられない負荷や集中力がある」と棄権せず、レースをこなした。5度目の五輪出場を目指すベテランは「覚悟を決めてやっていく」と冬場の厳しいトレーニングを見据えた。(SANKEI EXPRESS)