今年3月、歌手としての本格的な活動をスタートさせるや、デビューアルバム「Chambre 12」が9月までに80万枚以上を売り上げる大ヒットを記録。全仏チャートでは初登場1位を飾るなど、一躍時代の寵児(ちょうじ)となったフランスのルアンヌ・エメラ(18)は、しかしながら、環境の激変に臆することなく、表現者としての自身の可能性をただひたすらに追求してきた。
豊かな声量と独特なハスキーボイスを武器にシャンソンをポップなテイストで歌い上げるエメラのアルバムは、欧州各国に続き、日本でも10月23日にリリースされたばかりだが、さらなる可能性を求めるエレナは俳優業にも進出、主演のヒューマンドラマ「エール!」(エリック・ラルティゴ監督)で歌手を夢見る元気いっぱいの少女を演じ、歌声と手話を存分に披露してみせた。