襲撃3時間後に突入
相前後して、劇場からほど近いカフェやイタリア料理店のテラス席でも客らを凶弾が襲い、レピュブリック(共和国)広場につながるボルテール通りでも自爆テロが起きた。オランド氏は競技場からの避難後、内相らと会議を開き非常事態を宣言。テレビ演説では緊張した様子で「醜悪な攻撃には屈しない」と訴え、国民に団結を求めた。
劇場に警官隊が突入したのは14日午前0時半ごろ。襲撃開始から3時間が過ぎていた。男らが自爆し、突入から30~40分後に事件は収束した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」を指弾したオランド氏。地元予審判事は週刊誌パリ・マッチに「フランスは、イスラム武装勢力最大のターゲットとなってしまった」と指摘した。(共同/SANKEI EXPRESS)