冬場に差し掛かると数多くの街で、大規模なイルミネーションが加わり、夜の街の装いはいっそう華やかになる。撮影では思った以上に、暗く写りやすので明るめに補正するのがお勧め=2014年12月3日(野口隆史さん撮影)【拡大】
≪見慣れた街 切り取り方で違う趣≫
いよいよ夜景撮影の季節がやってきました。
「え? 夜景の撮影に良い条件の季節ってあるの?」
そんな疑問の声も聞こえてきそうなので、簡単に説明しますと以下の3点の理由からです。(1)秋から冬は気温低下に伴い空気中の水蒸気が減るために、空気の透明度が上がる。それだけ街の明かりがくっきりと映し出される。(2)日没が早くなるため、撮影に夏よりも早めにとりかかることができる。(3)寒さで夜景を楽しむ人たちが少なくなるために、周りに気兼ねなくじっくりと撮影に臨める。
もっとも今お住まいの地域によっては多少の違いがあるので、突っ込みなしで、あくまでも一般論として参考にして下さい。
と、ここまで書きながらふと気がついたことがあります。よくよく考えてみると、iPhoneってそれほどまで気張って撮影するものでもないし、手軽さが売りのはず。ウンチクはこの際なしで、それよりも通勤・通学からの帰り道に、ちょっと街をぶらついて夜景にチャレンジしてみて下さい。