避難所提供、現場情報も
一方、ツイッターは、パリ市民たちが「#PorteOuverte(フランス語でドアを開けろの意味)」というハッシュタグを使い、テロの影響で動けない観光客に避難場所の提供を呼びかけた。さらにツイッターが保有するライブ動画アプリ「ペリスコープ」には、バタクラン劇場などテロの現場を撮影した多くの動画が投稿され、ニュース・キュレーション機能「モーメント」には、報道機関や目撃者から投稿された画像、動画などが集められ、事件直後の様子が伝えられた。
アルファベット傘下のグーグルは自社のスマートフォン(高機能携帯電話)やアイフォーン向けの通話アプリ「ハングアウト」で週末、フランスへの国際通話を固定電話も無料にして、家族や友人の安否確認ができるようにした。
「なぜ今回だけ」批判
こうしたSNSの機能は、安否や現地の状況を瞬く間に世界中に発信した。ただ、さまざまな動きに賛否が渦巻くのもまたSNSの特性ともいえる。