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【パリ同時多発テロ】浮上の主犯格 過激派の「温床」育ち (1/4ページ)

2015.11.18 08:00

襲撃現場に近いレピュブリック広場では犠牲者を偲び多くのメッセージが描かれた=2015年11月16日、フランス・首都パリ(大西正純撮影)

襲撃現場に近いレピュブリック広場では犠牲者を偲び多くのメッセージが描かれた=2015年11月16日、フランス・首都パリ(大西正純撮影)【拡大】

  • ベルギー国籍のアブデルハミド・アバウド容疑者(AP)

 パリ同時多発テロの主犯格として浮上したベルギー国籍のアブデルハミド・アバウド容疑者(27)は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」でインターネット上のプロパガンダを行ってきたといわれる(ロイター通信)。シリアから今回のテロを指揮したとみられ、テロを実行・支援したフランス人兄弟とも、イスラム系が多く失業率が高いベルギー・ブリュッセルのモレンベーク地区で接点があったようだ。あぶり出される「ベルギー・コネクション」を欧州メディアの報道を基に探った。

 ベルギー・コネクション

 「当局者に足止めされたが、刑務所への収監歴もあるのに何も起きなかった」。アバウド容疑者は2月、「イスラム国」のネット上の機関誌「ダビク」で語った。武器調達などテロ準備のため、ひそかにベルギーに渡航できたと豪語した。

 モレンベーク地区で育ったモロッコ系。イスラム教徒や貧困層が多く、過激派の「温床」と呼ばれる環境ながら、有名高校に通い、将来は明るいようにも見えた。だが、2013年に「イスラム国」に参加した。

「洗脳」された実行犯兄弟

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