オバマ大統領は「恥ずべきことだ。米国の価値観に反する」と非難したが、受け入れ反対は共和党系を中心に30人以上の州知事に拡大、全米50州の半数を超えた。ホワイトハウスは17日、知事らとの電話会議を急遽(きゅうきょ)開催し、デニス・マクドノー首席補佐官(45)らが「テロリストが入り込まないよう厳格な審査をしている」と説明した。
米国が過去4年間で受け入れたシリア難民は約2100人にすぎず、オバマ氏は9月、年間1万人に拡大する方針を決定したばかり。しかし、不安は一般国民にも広がっているようだ。ロイター通信の緊急世論調査では、受け入れを継続すべきだとしたのは40%にとどまり、41%が中止すべきだと回答した。(共同/SANKEI EXPRESS)