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【パリ同時多発テロ】「愛は勝つ」憎しみ超え結束 米バンド・遺族に共感 (3/3ページ)

2015.11.20 00:00

11月18日夜、同時多発テロで89人の犠牲者が出たパリのバタクラン劇場前では、多くのキャンドルがともされ、花を手向ける人が絶えなかった=2015年、フランス・首都パリ郊外ドランシー(ロイター)

11月18日夜、同時多発テロで89人の犠牲者が出たパリのバタクラン劇場前では、多くのキャンドルがともされ、花を手向ける人が絶えなかった=2015年、フランス・首都パリ郊外ドランシー(ロイター)【拡大】

  • 米ロックバンド、イーグルス・オブ・デス・メタル(EODM)=2015年11月14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(ロイター)

 「君たちの負けだ」

 バタクラン劇場でメーキャップアーティストの妻、エレーヌさん(35)を亡くしたパリ在住のラジオ・ジャーナリスト、アントワーヌ・レイリスさんがフェイスブック上で「テロリストへの手紙」という形で発信したメッセージも大きな反響を呼んでいる。

 「君たちの願い通りに私は憎しみを抱いたりはしない」

 二人称でこうテロリストたちに呼びかけたレイリスさんのメッセージは、事件発生3日後の16日に投稿された。

 生後17カ月の息子メルビル君と共に残されたレイリスさんは「13日の夜、君たちは特別な人の命を奪った。私が生涯をかけて愛する人であり、私の息子の母親だ。もちろん私は痛みに打ちのめされており、その点については、君たちは少しは勝利をおさめたのかもしれない。しかし痛みは長くは続かない」と綴(つづ)った。その上で「望み通り憎しみを抱いたりはしない。憎悪に怒りで応じれば、今の君たち同様、無知の犠牲者になるだけだからだ。(だから)君たちの負けだ」と説いた。

 そして、「私と息子は二人きりだが、世界中のすべての軍隊よりも強い」と言い切った。報復ではなく、慈悲による“勝利”を説くレイリスさんの投稿には多くの人が共感し、19日現在、20万人以上に共有されている。(SANKEI EXPRESS

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