競泳の東京スイミングセンター招待公認記録会最終日は23日、東京都豊島区の東京スイミングセンターで行われ、萩野公介(東洋大)は男子400メートル個人メドレーを4分16秒06で制した。右肘骨折から実戦復帰した今大会は、20日からの4日間で7種目に出場し、6種目で1位となった。得意種目の男子400メートル個人メドレーで、萩野は「きつかった」と表情をゆがめ息を切らした。自己ベストから約8秒遅れ。
体力不足を露呈した格好だが、それでも4日間で予選、決勝合わせて計14レースを泳ぎ切れたことは収穫だった。
27日には高地合宿のためスペインへ出発する。「今の実力が分かったので、あとは前を向くだけ。死に物狂いで頑張りたい」
ライバル瀬戸大也と金メダル争いを目指しているリオデジャネイロ五輪へ向け、21歳が再スタートを切った。(青山綾里/SANKEI EXPRESS)