競馬の第35回ジャパンカップ(GI)は29日、東京競馬場(11R2400メートル芝)で18頭が出走して行われ、4番人気のショウナンパンドラ(池添謙一騎乗)が2分24秒7で優勝し、国内最高の1着賞金3億円を獲得した。昨年の秋華賞以来のGI2勝目。牝馬の勝利は2年ぶりで、2009年以降5勝目。
4歳牝馬のショウナンパンドラが父ディープインパクト譲りの鋭い決め脚を発揮し、頂点に立った。
馬番15番は4着に敗れた前走の天皇賞・秋と同じ。「競馬の神様に試されているような気がした。外を回すのだけはいやだった」と池添騎手。道中は中団馬群の内めを進み、最後の直線で末脚を爆発させた。
「(前にいた)ラブリーデイには2度負けているので、何とかかわしてくれと必死で追った。(最後の直線は)ぶつけられたり、厳しい争いだったが、馬はひるまなかった。勝ったから神様も合格点をくれるでしょう」(SANKEI EXPRESS)