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その価値2兆円超?沈没財宝船のロマン 307年の「航海」に幕 (1/3ページ)

2015.12.7 10:45

12月5日、海底写真を指さしながら、「サンホセ号」の船体発見状況を説明するコロンビアの歴史学者=2015年、コロンビア・カルタヘナ(AP)

12月5日、海底写真を指さしながら、「サンホセ号」の船体発見状況を説明するコロンビアの歴史学者=2015年、コロンビア・カルタヘナ(AP)【拡大】

  • カルタヘナ近海の海底に眠る「サンホセ号」の積載物の残骸(コロンビア文化省提供・ロイター)
  • コロンビア・カルタヘナ

 南米コロンビアのフアン・マヌエル・サントス大統領(64)は5日、307年前に英国艦隊の攻撃によってコロンビア沖のカリブ海で沈んだスペイン海軍のガレオン船(大型帆船)「サンホセ号」の船体を発見したと発表した。大統領は「人類史上、最も価値ある発見物だ」と力説。サンホセ号には大量の金貨や宝石類が積まれていたとみられ、海底に眠る財宝の価値は最大で170億ドル(約2兆900億円)との見方もある。

 価値は2兆円規模!?

 サンホセ号が発見されたのは、コロンビア北部の港町、カルタヘナ近海の海底。現地メディアによると、カルタヘナで記者会見したサントス大統領は「発見は、われわれの海中の文化遺産にとって歴史的な出来事だ。今後、慎重に船体や積載物の引き揚げを進め、将来的にはこれらを展示する博物館をカルタヘナに建てたい」と興奮気味に語った。

 AFP通信によると、サンホセ号の捜索はトレジャーハンターらにより数十年にわたって行われ、その間、多くの沈没船が見つかったが、サンホセ号の沈没地点だけは確定できていなかった。見つかった船体は海底で横倒しになった状態で、銅製の大砲に刻まれていたユニークなイルカの図柄がサンホセ号であると特定する決め手になったという。

米大陸の植民地で得た財宝の類をスペイン王フェリペ5世のもとに運ぶ船団の…

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