サイトマップ RSS

【安倍政権考】改憲論議 「急がば回れ」の戦術 (1/4ページ)

2015.12.12 09:30

自民党立党60年記念式典で万歳三唱する安倍晋三(しんぞう)首相(中央)と党役員ら。党是の憲法改正には触れなかった=2015年11月29日午後、東京都港区高輪のグランドプリンスホテル新高輪(酒巻俊介撮影)

自民党立党60年記念式典で万歳三唱する安倍晋三(しんぞう)首相(中央)と党役員ら。党是の憲法改正には触れなかった=2015年11月29日午後、東京都港区高輪のグランドプリンスホテル新高輪(酒巻俊介撮影)【拡大】

 自主憲法制定を党是とする自民党の憲法改正議論が停滞しそうな雰囲気だ。憲法改正、それも戦争放棄と戦力の不保持を定めた9条の改正は安倍晋三首相の悲願でもあるが、議論そのものが参院選後に先送りされそうになっている。

 参院選の争点化回避

 先月29日、都内のホテルで行われた自民党の立党60年記念式典。国会議員や地方議員を前に演説した首相が語ったのは、第3次改造内閣で看板政策に掲げた「1億総活躍社会」の実現や来夏に控える参院選での勝利への意気込み。自民党の「一丁目一番地」ともいえる憲法改正には言及しなかった。

 昭和35年の立党の際、党の政綱に「平和主義、民主主義および基本的人権尊重の原則を堅持しつつ、現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、国情に即してこれが改廃を行う」と高らかにうたった憲法改正に、あえて首相が触れなかったのは来夏の参院選で争点化するのを避けるためだろう。

世論を二分するテーマ

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ