20年以上にわたってサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の顔として活躍し、今季限りでの引退を発表した澤穂希(さわ・ほまれ、37)=INAC神戸=は17日の記者会見で、晴れやかに現役生活を振り返った。
――今の気持ちは
「本当に長い間サッカーを続けてたくさんの経験をして、悔いなくやりきったサッカー人生という心境です」
――この発表のタイミングは
「皇后杯を終わってから、みんなにバイバイと伝えるのは寂しすぎる。動揺させるのもあったが、みんなと共有意識を持って優勝に向け、一つになるためにもこのタイミングで発表させていただいた」
――最初は誰に現役引退を伝えたか
「主人です。何を言っても私のサッカー人生ですので、自分の言ったことは受け入れてくれた。『長い間お疲れさま』と言われた」
――なでしこジャパンとは
「人生の半分以上は、なでしこジャパンでプレーした。家族のような存在」