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問題提起できるような作品を作りたい 舞台「そして母はキレイになった」 作・演出 田村孝裕さんインタビュー (1/3ページ)

2015.12.26 13:30

舞台「そして母はキレイになった」(田村孝裕演出)。右から二番目が高橋惠子さん=2012年9月8日(提供写真)

舞台「そして母はキレイになった」(田村孝裕演出)。右から二番目が高橋惠子さん=2012年9月8日(提供写真)【拡大】

  • 舞台「そして母はキレイになった」の作・演出の田村孝裕さん=2015年12月3日(藤沢志穂子撮影)

 2人の娘を捨てて家を出た母が、二十数年ぶりに戻ってきた顛末(てんまつ)を描く「そして母はキレイになった」が再演される。舞台芸術学院の出身者らによる劇団「ONEOR8(ワンオアエイト)」が、主演に高橋惠子(60)を迎える。作・演出の田村孝裕(39)は笑いの中に人生の悲哀を描き出す手腕に優れ、外部作品も多く手掛ける。今回、高橋には「痛悲しく、切な面白い」母親像を投影したという。

 「そして母は」は純喫茶が舞台。亡き父が残した海辺の喫茶店を経営する姉妹(冨田直美、和田ひろこ)のもとに母(高橋)が戻ってくる。父(山口森広)はかつて娘たちに、「母は本当は人魚で海に帰った」と優しい嘘をついた。まだ美しい母を受け止めようとする未婚の姉(冨田)と、突き放そうとする妊娠中の妹(和田)。家族の思いが交錯する中、追い詰められた母が最後にとった行動とは何か。初演は2012年。

 「絆」に感じた危うさ

 田村がこの作品を書いたのは11年の東日本大震災の直後だった。動機は大きな話題となった「絆」に危うさを感じたこと。「人間はそもそも孤独。絆は強固でなく、信頼できる家族の間でも簡単に紡げない。『絆の崩壊』を、『救いのないエンターテインメント』として書きたかった」と話す。母役には当初から高橋を想定。田村の考え方に共鳴した高橋は、出演を快諾したという。

「偏った考え同士の真ん中にいて、両方のことを理解したい」

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