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「贋作の天才」 更生して売れっ子に 英画家 服役後、刑事の支援で再出発 (1/2ページ)

2015.12.26 07:30

自宅アトリエで、服役した刑務所の風景画とゴッホの自画像の模写作品を見せるジョン・マイアット氏=2015年9月、英中部スタッフォード(共同)

自宅アトリエで、服役した刑務所の風景画とゴッホの自画像の模写作品を見せるジョン・マイアット氏=2015年9月、英中部スタッフォード(共同)【拡大】

 「20世紀最大」とされる贋作(がんさく)絵画の詐欺事件に加担し、16年前に服役した英国人のジョン・マイアット氏(70)が、自らを逮捕した刑事に助けられて再起し、人気画家として活躍している。専門家が見抜けず、絵画市場を揺るがした贋作の天才的な技法が評判を呼び、作品も飛ぶように売れている。

 生計立てるためが…

 美術教師だったマイアット氏は1985年、最初の妻に家を去られ、幼児2人の面倒を見る必要に迫られて退職。最低120ポンド(現在の貨幣価値に換算して約6万円)で名画の模写を描くとの広告を出し、生計をつないだ。

 事件の主犯の男は困窮していたマイアット氏に顧客として接近、詐欺を持ちかけた。86年、最初の贋作が競売大手クリスティーズで2万5000ポンド(当時の換算で約1200万円)と評価されたと聞かされたマイアット氏はその半額を手にし、悪の道に転落した。

 逮捕されたのは95年。不正利益の大半は子供の養育に使ってしまっていた。罪を認めて捜査に協力。主犯の男も捕まり、マイアット氏は99年に懲役1年の判決を受けた。

 実際に服役したのは4カ月間。テレホンカードをもらうために刑務所内で他の受刑者の肖像を描き「ピカソ」と呼ばれた。「もうけるために人をだました」と恥じ、出所後は「もう絵筆を執らない」と心に決めた。

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