サッカーの第95回天皇杯全日本選手権最終日は1日、東京・味の素スタジアムでJ1勢同士の決勝が行われ、G大阪がパトリックの2得点で浦和に2-1で競り勝ち2大会連続、前身の松下電器時代を含め5度目の優勝を果たした。第88、89回大会に続き、2度目の2連覇。
G大阪が、ようやく2015年シーズンの初タイトルにたどり着いた。J1とヤマザキナビスコ・カップで2位、アジア・チャンピオンズリーグではベスト4と、常に上位を争いながら届かなかった頂点。長谷川監督は「10個シルバーを集めても、金にはならない。負けなくて良かった」と胸をなで下ろした。
「誰が出てもガンバのサッカーができるように」と、監督が底上げに努めてきた成果が大舞台で出た。前半12分に右サイドバックの米倉が負傷で退く。けがなどの影響で、ベンチ入りしているDFは18歳の初瀬だけ。19歳の井手口を中盤に入れ、守備的MFの今野を右サイドバックに回す布陣変更を余儀なくされた。