≪国内外で洗練された実力派そろう≫
2016年は、日本びいきの外国人アーティストが、ますます躍進する。そのムーブメントの筆頭がポップ・エトセトラだ。
米国発のロックバンドだが、すでにGalileo Galileiや木村カエラら日本のアーティストとのコラボ、アニメやCMへの楽曲提供、プロデュースで話題になっている。
日本に全くこびず、あくまでニューヨーク発の矜持(きょうじ)を持つ。だが、これまで上から目線が多かったロックアーティストとは違う。クリエーティビティーを維持しつつ、日本のマーケットを注意深く探求する目線が新しい。YMOやクラフトワークなど、1980年代のニューウエーブ感覚を強く持っていることも話題だろう。
日本のアーティストも油断していると、親日的な欧米アーティストにファンや活躍の場を奪われかねない。(アーティスト・作詞家 サエキけんぞう/SANKEI EXPRESS)
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