行定 「ミュージックビデオを撮影するときは、ゼロから歌詞を読んで、これを原作にして、“もう1人女がいた”と思って。でも、彼女ものし上がってやろうっていう一見強そうに見えて、実はそうでもないから、設定を女の子のスピンオフにして、どんなものが出るかな、って思ってやっていったら、あの見せ方になったという。あと歌詞がもう秀逸で、この歌詞をのたまっている後藤さんが神だと思ったんですよ(笑)」
――でも映像も終わり方がちょっと意味深ですよね。振り向いて、また何か始まるのかなという余韻のようでもあり…
行定 「余韻ですね。何か不吉なようにも見えるらしくて。人によっては。後藤さんの雰囲気がそうなんでしょうね、多分(笑)。」
後藤 「あれは純粋に見送るような気持ちです(笑)」
――今度また、ショートストーリーっぽい、長めのミュージックビデオを行定監督に作っていただきたいですね
行定 「いくらでもやりますよ。周りが喜びますからね。うちの娘とか(笑)。“えっ、パパ、アジカン撮るの? パパも結構きたね!”って(笑)。娘がファンなんですよ」