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冷戦最前線 奇妙な信頼関係築く2人 映画「ブリッジ・オブ・スパイ」

2016.1.8 11:00

映画「ブリッジ・オブ・スパイ」(スティーブン・スピルバーグ監督)。1月8日公開(20世紀フォックス提供)。(C)2015_DREAMWORKS_II_DISTRIBUTION_CO.,LLC_and_TWENTIETH_CENTURY_FOX_FILM_CORPORATION.

映画「ブリッジ・オブ・スパイ」(スティーブン・スピルバーグ監督)。1月8日公開(20世紀フォックス提供)。(C)2015_DREAMWORKS_II_DISTRIBUTION_CO.,LLC_and_TWENTIETH_CENTURY_FOX_FILM_CORPORATION.【拡大】

 スティーブン・スピルバーグ監督(69)が手がけた新作「ブリッジ・オブ・スパイ」。1950~60年代を舞台に、米ソのスパイ交換交渉という冷戦の最前線に立たされた弁護士の活躍を描いたサスペンスだ。

 ソ連のスパイとして画家、アベル(マーク・ライランス)が逮捕された。保険が専門の弁護士、ドノバン(トム・ハンクス)は、誰もが尻込みする彼の弁護を引き受け、死刑を回避することに成功。その頃、米国の偵察機がソ連に撃墜され、パイロットが捕虜となる。米国政府は、ドノバンに捕虜交換の交渉を依頼する…。

 アベルが単なる“悪者”ではなく、ソ連に忠誠を誓う信念の男として描かれている点が良い。一方のドノバンも、スパイの弁護について非難を受けても、「どんな人間にも裁判を受ける権利がある」と主張し、一歩も退かない。2人の間に芽生えていく奇妙な信頼関係を、ハンクスとライランスが実に渋い演技で表現しており、見応えがある。

 また、交渉の舞台となる暗く陰鬱な東ベルリンの街並みの描写もたまらなく魅力的だ。1月8日、全国公開。(岡本耕治/SANKEI EXPRESS

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