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【Beat ニッポン】伝統守りながら世界の「今」伝えるライカのカメラ (1/5ページ)

2016.1.8 15:00

(丸若裕俊さん撮影)

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  • 株式会社「丸若屋」代表、丸若裕俊(まるわか・ひろとし)さん(本人提供)

 写真を撮るという行為に以前よりも惹(ひ)かれるようになった。それは、仕事の旅の道連れに縁あってライカを持つようになったからだ。僕も多くのみなさんと同じようにiphoneでも写真を撮るが、それは写真を撮るというよりメモを取るみたいな感覚に近い。この行為とは別の感覚、記憶に刻みたいものと出会ったときに、ライカのシャッターを切る。1カットずつ丁寧に、記録ではなく、記憶として残すために。

 僕の周辺のライカユーザーたちに以前から「ライカで撮ると、気づきがある」と口をそろえて言われていた。しかしライカは気軽に手に取る対象ではないし、正直、その価値を計りかねていた。一方で物としての美しさには惹かれるものがあった。姿の美しさは言うまでもないし、カメラの歴史を作り、名だたる写真家が愛用したことで知られるブランドだ。いろいろなタイミングが重なり、半年前にライカを手にした。同時に購入したレンズはズマロン35ミリ。小さい割にずしりと重く、ファインダーをのぞいてピントを合わせるのにひと手間かかる。シャッターを押すと、耳元でつつましやかな軽い音がする。

熱量や「気配」を写し撮る

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