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【大相撲】琴奨菊、3横綱連破 初賜杯へ「自身に勝つ」 (1/2ページ)

2016.1.22 06:00

突き落としで日馬富士(はるまふじ、左)を破った琴奨菊(ことしょうぎく)=2016年1月21日、東京都墨田区の両国国技館(鴨川一也撮影)

突き落としで日馬富士(はるまふじ、左)を破った琴奨菊(ことしょうぎく)=2016年1月21日、東京都墨田区の両国国技館(鴨川一也撮影)【拡大】

 大相撲初場所12日目は21日、東京・両国国技館で行われ、全勝の大関琴奨菊(ことしょうぎく)が1敗の横綱日馬富士(はるまふじ)を突き落とし、単独トップを守った。琴奨菊は3横綱を撃破。横綱白鵬は大関豪栄道を突き落とし、1敗をキープした。豪栄道は負け越し、来場所は3度目のかど番となる。横綱鶴竜(かくりゅう)は関脇栃煌山を押し出して9勝目を挙げた。大関稀勢の里(きせのさと)は魁聖(かいせい)を寄り切り7勝目。

 全勝の琴奨菊を1敗で白鵬、2敗で日馬富士と平幕の豊ノ島が追う。十両は英乃海(ひでのうみ)と大翔丸(だいしょうまる)が3敗で首位に並んだ。

 結びの一番を残して座布団が乱舞する中、琴奨菊は高揚感を抑えるように静かに目を閉じた。自身初、日本出身力士としては10年ぶりとなる優勝へ、着実に一歩前進した。「自分のやるべきことをやって、出し切れた」と勝利をかみしめた。

 生命線の立ち合いで、日馬富士に迷いなく、強くぶつかった。左を差されたが、右から抱え込んで圧力をかけた。左を差して胸を合わせると休まずがぶり、流れるように右から突き落とした。

琴奨菊「日に日に冷静になっている」

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