サッカーのリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU-23(23歳以下)アジア選手権で、日本は22日午後4時半(日本時間22日午後10時半)からドーハで行われる準々決勝でイランと対戦する。21日には、試合会場で最終調整した。
6大会連続10度目の本大会出場を狙う日本は1次リーグB組を3連勝で1位突破。イランはA組を2位通過した。大会の上位3チームが五輪出場権を獲得する。
日本は負けの許されない戦いに挑む。この一戦に敗れると五輪出場が絶たれる準々決勝は、今大会の分水嶺といえる。イランとは2014年1月、チーム立ち上げ初戦のU-22(22歳以下)アジア選手権で当たり、3-3で引き分けた。手倉森誠(てぐらもり・まこと)監督(48)は「守備組織を構築しなければ勝てないと教えられた」と振り返る。2年間での成熟度が試される。
A組2位のイランは6得点4失点と、打ち合いを制して勝ち上がった。速攻一辺倒ではなく、足元でつなぐ傾向もある。日本は相手に分がある点の取り合いを避け、手堅く戦えるかが勝負の分かれ目だ。MF遠藤航(わたる、浦和)らの中盤が主導権争いで後手に回ると厳しくなる。