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両陛下 国籍問わず全戦没者ご慰霊 フィリピンご訪問 (1/4ページ)

2016.1.28 08:00

ホセ・リサールの記念碑に供花し、黙祷される天皇、皇后両陛下=2016年1月27日、フィリピン・首都マニラ(代表撮影)

ホセ・リサールの記念碑に供花し、黙祷される天皇、皇后両陛下=2016年1月27日、フィリピン・首都マニラ(代表撮影)【拡大】

 日本とフィリピンの国交正常化60周年を記念し、フィリピンを訪問中の天皇、皇后両陛下は27日、先の大戦のフィリピン人戦没者を追悼するマニラ首都圏タギッグ市の「無名戦士の墓」の慰霊碑に供花された。29日には邦人犠牲者をまつる「比島戦没者の碑」に供花し、両国の慰霊を果たされる。

 無名戦士の墓は、フィリピンの政治家や退役軍人などが埋葬される「英雄墓地」内にある。先の大戦のフィリピンの犠牲者は110万人に上るとされる。両陛下は、花輪が碑に手向けられると、深々と拝礼し、黙祷(もくとう)をささげられた。

 これに先立ち、マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)で、歓迎式典とアキノ大統領らとの会見に臨まれた。宮内庁によると、天皇陛下は「交通インフラの整備は大変でしょうね」と尋ねられ、大統領は日本の支援に感謝していたという。

 先の大戦では、1700万人前後とされたフィリピンの人口のうち110万人が犠牲となったとされる。戦前、米国の植民地だったフィリピンには1941年12月、日本軍が侵攻。翌42年1月に首都マニラを占領した日本軍は軍政を敷いた。日本軍占領下で、フィリピン人は抗日ゲリラを組織して全土で激しい抵抗を継続したことから、掃討作戦を進める日本軍は住民とゲリラの区別がつかず、住民にもたくさんの犠牲者が出たとされる。

ベニグノ・アキノ大統領「過去に経験した痛みや悲劇は、癒やされてきました」

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