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ポリ袋で追う夢 メッシ応援 アフガン少年と面会へ

2016.2.4 00:00

アフガニスタンの首都カブールのスタジアムに招かれたムルタザ・アフマディ君。プレゼントされたメッシ選手のバルセロナのユニホームの上に、兄がポリ袋で作ってくれたアルゼンチン代表のユニホームを着て、見事なドリブルを披露した=2日(AP)

アフガニスタンの首都カブールのスタジアムに招かれたムルタザ・アフマディ君。プレゼントされたメッシ選手のバルセロナのユニホームの上に、兄がポリ袋で作ってくれたアルゼンチン代表のユニホームを着て、見事なドリブルを披露した=2日(AP)【拡大】

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 フェイスブックに投稿された写真が世界中の注目を集め、サッカー選手を夢見てアフガニスタンの貧しい農村で暮らす5歳の少年を応援する輪が広がっている。兄がポリ袋で作ってくれたアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手(28)のユニホームを着て練習するムルタザ・アフマディ君。この写真を目にしたメッシ選手本人が、アフガンフットボール連盟(AFF)を通じて「彼に会いたい」との意向を伝えてきた。憧れのスーパースターと少年の対面を何とか実現しようと関係者も動き出した。

 ■レプリカ買えず…

 「いつかメッシ選手に会いたいな。そしてメッシ選手みたいになりたいんだ」

 中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(英語電子版)に、こう夢を語ったムルタザ君は、アルゼンチン代表で、スペイン1部リーグのバルセロナに所属するメッシ選手の大ファン。

 報道によると、ムルタザ君が暮らしているのは紛争の傷の癒えぬアフガン東部ガズニ州の農村。父親のアリフさんによると、「近くにサッカー場はなく、家にあるたった一つのサッカーボールもパンクしたまま。それでも太陽光発電のテレビでメッシ選手を応援している」という。

 メッシ選手のユニホームのレプリカを欲しがったが、「街から遠く離れた貧しい村に住んでいるので買ってやれなかった」。悲しくて泣いてしまったムルタザ君を励まそうと、15歳の兄のホマユンさんがアルゼンチン代表のユニホームと同じ青と白の縦じまのポリ袋に、メッシ選手の名前と背番号「10」をペンで書き、手作りした。そして、1月半ばにユニホームを着て大喜びで練習をする弟の写真をフェイスブックに投稿。これがたちまち世界中に広がり、多くのメディアで報じられた。

 ■スペイン招待も

 その写真を目にしたメッシ選手。AFFの広報担当、サイード・アリ・カゼミ氏はアルジャジーラに「メッシ氏のマネジメント会社からムルタザ君と会いたいと申し出があった」と明らかにした。ただ、治安の悪いアフガンでの面会は難しく、「対面の日時や場所は未定で尽力している。ムルタザ君がスペインに行く可能性もある」と述べた。AFP通信によると、アフガンのスペイン大使館も「協力は惜しまない」との意向を表明している。

 ムルタザ君は2日、父親とともにAFFから首都カブールにあるスタジアムに招かれ、メッシ選手のバルセロナのユニホームをプレゼントされた。地元チームの選手と芝のグラウンドでプレー。見事なキックやドリブルを披露した。

 1月に史上最多となる5度目の世界年間最優秀選手「FIFAバロンドール」に選ばれたメッシ選手は自らもアルゼンチンの貧しい家庭に育ち、10歳のころに成長ホルモンの分泌障害により、ホルモン投与を受け続けないと身体が発達しないと診断された。しかし、その才能を認めたバルセロナが治療費の負担を申し出て、家族ともどもスペインに移住。周囲の応援で世界最高峰の選手へと成長した。

 このため、恵まれない環境にある子供たちの支援に熱心で、難病で両足が義足となったバルセロナ在住の少年との交流はよく知られている。

 AFFのカゼミ氏は「ムルタザ君のサッカーへの情熱に報いるため、彼がわが国のチームの一員に加われるよう全力で指導していきたい」と語り、メッシ選手のようなスーパースターになる夢も応援していく考えだ。

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