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男と女のうまくいかない循環描きたい 映画「マンガ肉と僕」 杉野希妃監督インタビュー (1/3ページ)

2016.2.5 10:00

「これからも区別せずに表現していきたい」と意欲を見せる杉野希妃(きき)監督=2016年1月21日、東京都新宿区(宮川浩和撮影)

「これからも区別せずに表現していきたい」と意欲を見せる杉野希妃(きき)監督=2016年1月21日、東京都新宿区(宮川浩和撮影)【拡大】

  • 映画「マンガ肉と僕」(杉野希妃監督)。2月11日公開(吉本興業提供)。(C)吉本興業

 北野武(たけし、69)をはじめ、演じる側が監督業に乗り出す例は枚挙にいとまがないが、この人の場合はなるべくしてなったといえるだろう。映画「マンガ肉と僕」は、プロデューサーとしても活躍する女優の杉野希妃(きき、31)の第1回監督作で、太った女性の役で出演もしている。「女優も監督も区別せずにやっていきたいというのは欲張りでしょうか」と、ちゃめっ気たっぷりに語る。

 朝香式の同名短編小説が原作。京都の大学に通うワタベ(三浦貴大(たかひろ))は、「男に嫌われたい」と醜く太ったサトミ(杉野)に優しく接したことで、自宅アパートに寄生される。だが、バイト先で知り合った菜子(徳永えり)に思いを寄せるようになり、サトミの存在が邪魔になってくる…。大胆な時間の飛躍に加え、水と緑にあふれた京都の風景が雅楽をイメージした音楽と溶け合い、実に映画的な雰囲気が漂う。

 「人生の岐路に立たされた人々が自分の生き方をどう選択するか。その分岐点を描くという意味で、川や橋は重要だった。京都は川と橋が絵になって、そこに人がたたずむだけで感情表現ができる場所だな、という印象がありましたから」と、杉野監督は説明する。

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