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【Message from the Ocean】(16)メキシコ・ムヘーレス島 群れに突っ込みイワシをひとのみ (1/4ページ)

2016.2.11 13:00

吻(ふん)でイワシにダメージを与えて捕食する独特の補色スタイルを披露するバショウカジキ。ときにはイワシが串刺しになることも=2012年1月13日、メキシコ・ムヘーレス島(越智隆治さん撮影)

吻(ふん)でイワシにダメージを与えて捕食する独特の補色スタイルを披露するバショウカジキ。ときにはイワシが串刺しになることも=2012年1月13日、メキシコ・ムヘーレス島(越智隆治さん撮影)【拡大】

  • 100匹近いバショウカジキが群れをなして、イワシの群れを追い込んでいく=2012年1月6日、メキシコ・ムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • ヨシキリザメなどのサメや他の大型魚類が一緒に捕食することもある=2012年1月19日、メキシコ・ムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • 背びれを全開にして自分を大きく見せるバショウカジキ。捕食時の威嚇にも使われる=2012年1月15日、メキシコ・ムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • スポーツフィッシングでヒットし、海面で暴れ回るバショウカジキ=2012年1月11日、メキシコ・ムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • 水面下で捕食中のバショウカジキの群れの上には、グンカンドリの鳥山が。鳥山は、バショウカジキの群れにたどり着く目印になる=2012年1月25日、メキシコ・ムヘーレス島(越智隆治さん撮影)
  • メキシコ・ムヘーレス島
  • 海洋フォトジャーナリスト、越智隆治(おち・たかじ)さん=2013年1月14日(本人提供)

 カシカシ! カシカシカシッ! 海中でカメラのシャッターを連写するような音が聞こえてきた。しかし、これはシャッター音ではなくて、バショウカジキ(セールフィッシュ)が長く鋭い吻(ふん、口あるいはその周辺が前方へ突出している部分)で、餌となるイワシの群れに突っ込み、イワシをはじき飛ばしている音だ。その音が聞こえる度に、銀色に輝くイワシのウロコが、ぶわっと海中に広がり、太陽光にキラキラと反射しながら海底へと霧散していく。そこにイワシの姿はもうない。あっという間にバショウカジキにひとのみにされていた。

 メキシコのユカタン半島西部、メキシコの一大リゾート地カンクンの沖にある南北に細長い島、ムヘーレス島。現地マヤ族の言葉で「女性」を意味するこの島の沖合では、2000年頃から、冬の時期、バショウカジキが大挙して押し寄せて、イワシの群れを捕食するようになったそうだ。

 最初は、スポーツフィッシングの「キャッチアンドリリース」(釣った魚を生かしたまま、釣った水域や地点に放流すること)のターゲットとして注目を集めた。「多いときには、一日で最高76匹も釣り上げたことがあるんだ。でも、あまりに釣れるものだから、その後一日45匹の制限を設定したくらい」と話すのは、私が撮影のために毎年チャーターしているフィッシングボート会社の社長、アンソニー・メンディリオ氏。

バショウカジキの捕食 夢見たシーンに大興奮

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