サッカーのドイツ・カップは10日、ドイツのハイデンハイムなどで準々決勝の2試合が行われ、ヘルタの原口元気(24)は2部のハイデンハイム戦に中盤でフル出場して1得点し、3-2の勝利に貢献した。4月の準決勝では香川真司(26)のドルトムントと対戦する。バイエルン・ミュンヘンは2部のボーフムを3-0で退け、準決勝ではブレーメンと顔を合わせる。
左サイドで球を受けたヘルタの原口の頭には、イメージが出来上がっていた。2-1の後半13分、ドリブルで中に切り込み相手をかわす。最後は右足でネットを揺らし「自分の一番いい形が出た」と、昨年9月のリーグ戦以来となる公式戦でのゴールを喜んだ。
2部のハイデンハイムに前半10分に先制され、嫌な流れになりかけた。しかし、今季好調のチームは前半14、21分と右クロスから得点。原口は、2点ともクロスにつながる崩しに絡み「常にボールに関わり続けることが大事。手応えをつかめた」と納得の表情を浮かべる。