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日本発のオリジナル作品 世界へ 現地キャスト公演や常設館も視野 (1/3ページ)

2016.2.13 13:00

「マリー・アントワネット」韓国公演=2014年、ソウル。(C)EMK_Musical_Company

「マリー・アントワネット」韓国公演=2014年、ソウル。(C)EMK_Musical_Company【拡大】

  • 「ニューイヤー・ミュージカル・コンサート2016」でのレイチェル・タッカー(左)とハワード・マクギリソン=2016年1月、東京都渋谷区の東急シアターオーブ(下坂敦俊さん撮影、提供写真)

 2020年東京五輪・パラリンピックを契機に、演劇界でも海外発信に向けた取り組みが進む。日本版の海外公演のみならず、現地キャストらによる公演を企画したり、海外のミュージカル俳優によるオリジナル企画の逆輸出や、海外の主要都市に日本演劇の常設館を設けるなどのアイデアも浮上。米ブロードウェーなどの海外作品が数多く上演されている日本から、「逆の流れを作りたい」との願いが関係者にある。

 東宝は8月に帝国劇場(東京都千代田区)で、人気マンガを原作とするミュージカル「王家の紋章」を上演する。古代エジプトにタイムスリップした米国人少女と、メンフィス王の愛を描いた歴史ロマンで細川智栄子あんど芙~みん原作。雑誌連載が1976年から40年にわたり続く人気作品ながら、舞台化は今回が初めて。過去に映像化やアニメーション化も一切されていない。翻訳版が台湾、タイ、韓国で出版されているが、海外での知名度はそう高くない。

 東宝はその点を逆手に取り、将来的には海外で現地キャストらによる公演の実現を視野に置く。池田篤郎取締役は「国内では3世代のファンがいる超人気作品。舞台化が、世界でもっと知られるきっかけになれば」と期待する。海外展開を意識して、音楽はウィーン発のミュージカルとして人気を博した「エリザベート」や「モーツァルト!」を手掛けたシルヴェスター・リーヴァイを起用した。

国内層拡大も狙う

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