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巨大氷山がコロニーに衝突、南極のペンギン15万羽死ぬ 氷増加裏付けか (1/3ページ)

2016.2.16 00:00

子育てをするアデリーペンギン。餌を十分に捕食できず、繁殖への影響も懸念される(芹沢伸生撮影)

子育てをするアデリーペンギン。餌を十分に捕食できず、繁殖への影響も懸念される(芹沢伸生撮影)【拡大】

  • 果てしなく広がる節減をよちよち歩きながら餌場に向かうアデリーペンギンの群れ。氷山の衝突で一部コロニーは全滅の危機にある(芹沢伸生撮影)

 南極大陸にあるアデリーペンギンのコロニー(生息地)の一つに巨大な氷山が衝突し、生息していた16万羽のうち、約15万羽が死んでしまったことが、英科学誌に発表された論文で明らかになった。氷山が餌場の海をふさぎ、多くが餓死したとみられる。栄養状態も悪化しており、繁殖にも影響を及ぼしかねないという。氷山が自然に崩壊するか、移動しない限り、残りの1万羽も20年以内には全滅する可能性もあると、論文は警鐘を鳴らしている。

 残るは1万羽

 アデリーペンギンは、体長60~70センチ、体重5キロほどの中型のペンギン。群れを作って暮らし、海に入りオキアミや魚類、甲殻類などを捕食する。

 豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH、電子版)やフランス通信などによると、論文を発表したのは、豪ニューサウスウエールズ大学気候変動研究センターと、ニュージーランドのウエストコーストペンギン基金の研究者たちだ。

 コロニーは、南極東部にあるコモンウエルス湾のデニソン岬にあり、約100年前に確認された。その沿岸部には、約20年前から「B09B」と呼ばれ、沖縄県(2281平方キロ)より広い約2900平方キロの巨大な氷山が漂っていた。これが2010年12月、突然コロニーに衝突したのだ。

餌場にたどり着く前に力尽きるペンギンが相次ぎ…

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