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新宇宙船 人類存亡の鍵握る (1/3ページ)

2016.2.23 00:00

新たに公開した商用宇宙船の前でポーズをとるリチャード・ブランソン会長(中央)=19日、米カリフォルニア州(ロイター)

新たに公開した商用宇宙船の前でポーズをとるリチャード・ブランソン会長(中央)=19日、米カリフォルニア州(ロイター)【拡大】

 英富豪、リチャード・ブランソン会長(65)率いる英ヴァージン・グループ傘下の宇宙旅行会社「バージン・ギャラクティック」が商用宇宙船「スペースシップ・ツー」の2号機「ユニティ」を米国でお披露目したが、「統一」や「調和」を意味する船名の名付け親の英天才宇宙物理学者、スティーブン・ホーキング博士(74)がセレモニーで、民間宇宙旅行が大富豪の道楽ではなく、人類存亡をかけた事業の第一歩との考えを強調し、注目されている。

 「われわれは新たな宇宙時代に突入した。私はユニティが(宇宙時代に向けた)新たな(世界の意志の)統一を築く手助けになるよう望んでいます」

 ロサンゼルスの北約160キロのモハベ宇宙港で19日、行われたお披露目セレモニー。体調不良で欠席したホーキング博士は、約4分間にわたるビデオメッセージで意義をこう語った。

 さらに「(ユニティは)宇宙におけるわれわれの居場所や未来を悟る助けになるだろう」と、人類の未来は果敢に宇宙に出ていく以外にはないと強調、ヴァージンの民間宇宙旅行計画が、人類の未来をかけた壮大かつ切実な事業につながるとの考えを示した。

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