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【逍遥の児】「アジアの鉄人」と呼ばれる男 (1/2ページ)

2016.2.23 11:00

 「アジアの鉄人」と呼ばれる男がいる。昨年10月の全日本マスターズ陸上競技選手権大会3000メートル競歩で優勝。無敵の8連覇を果たした。

 お会いしたい。冬の朝。千葉県船橋市の自宅を訪れた。表通りから住宅地に入る曲がり角。トレーニングウエア姿の男性が立っていた。米澤清彦さん(76)。私が道に迷わないようにと待っていてくれたのだ。

 部屋に案内された。壁。数え切れないほどの金メダル。壮観だ。「69歳で初優勝しました。年に何回も各地で開かれる大会に出場しているが、負けたことがない」鉄人はそう豪語して笑った。大阪市出身。明治大学に進学した。学生時代は水泳に熱中。陸上競技とは無縁だった。卒業後、大手メーカーに就職。スポーツはゴルフなどを楽しむ程度だった。退職後。地元の水泳クラブのコーチに勧められた。「体つきや筋肉が陸上競技に向いている。やってみたらどうですか」

 その気になった。種目は競歩を選んだ。当時、身長167センチ。体重78キロ。これでは戦えない。肉体を鍛え、食事を管理。20キロほど減量した。4年後、鍛錬の成果が現れた。「競歩の足になった」という。さあ、マスターズ大会に挑戦だ。ライバルは歴戦の強者たち。元オリンピック候補選手もいた。初出場ながら健闘し、3位入賞。競歩専門のクラブに入部。コーチの指導を受け、本格的に練習に励む。

「『鉄人、頑張れ』って。うれしいですよ」

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