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石垣島 擬態の不思議-ダイビングのススメ 潜る度に新たな発見…尽きぬ興味 (1/3ページ)

2016.2.23 11:30

光が差し込む海中に、赤色サンゴが映える。ダイバー至福の景色だ=沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)

光が差し込む海中に、赤色サンゴが映える。ダイバー至福の景色だ=沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)【拡大】

  • タイマイは熱帯や亜熱帯にあるサンゴ礁が発達した海洋に生息する。カメの一種で、甲羅は鼈甲細工の原料になる=沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • ダイバー憧れのマンタ(オニイトマキエイ)は世界最大のエイ。大きいものでは体の横幅が8メートル、重さ3トンに達する。天敵はサメ。食べられないように背中が深い青色で腹は白く海の中に溶け込むように進化している=沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • ウミウシの一種。貝殻が退化した小さな小さな生き物だ。左に見えるのは僕のひとさし指の先。どれだけ小さいか分かっていただけるだろうか=沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • カエルアンコウの幼体。魚を食べることから「イザリウオ(漁り魚)」とも呼ばれる。泳ぎが下手で、ヒレが足の様に変形して海底を這って移動する=沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)
  • ダイバーたちから「ピカチュウ」と呼ばれるウデフリツノザヤウミウシ。水深10メートル前後の砂底に生息する=沖縄県石垣市(永山真治さん撮影)

 テレビのドキュメンタリー番組などで、アフリカやアマゾン流域の野生生物を見ていると、生き残るために周りの環境に溶け込むように身体を進化、つまり「擬態」させた生物を目にすることがある。文明という武器を手に入れた人間は、食物連鎖の頂点に位置するために天敵がいない。だから擬態する必要がない。強いて言うなら、人間の天敵は人間ではないだろうか。生き物たちのように生死には関わらないが、人間関係の難しさは誰もが悩むところだろう。

 さて、私が海に魅了される理由の一つに生物の擬態がある。水中生物の擬態は陸上生物の比ではない。どうすればこんな模様、形、色に進化するのだろうと言うくらいまさに奇妙奇天烈だ。

 中でも代表的な生物はウミウシで、数限りない種類が存在し、ウミウシ専用の分厚い図鑑も販売されている。海洋生物学者としても有名な昭和天皇も、研究のために甘辛く煮付けて召し上がったという逸話も残っている。

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