グラミーの中でも注目されるのは主要4部門。今回は、サム・スミスのような前評判の高いアーティストがいない中、最優秀新人賞は22歳のメーガン・トレイナーが受賞した。“私は大きなお尻が魅力なの”と、自分のコンプレックスになりがちな点をポジティブに歌った「オール・アバウト・ザット・ベース」が大ヒット。トレイナーは、18歳の頃からさまざまなシンガーやバンドに楽曲提供をしてきた実力派で、ドゥーワップなどアメリカンポップスの王道を取り入れた楽曲で知られる。受賞シーンでは、本人も意外だったのか、号泣していた。
激戦のアルバム賞
最優秀楽曲賞は、英国のシンガー・ソングライターのエド・シーラン。これまで3年連続で主要部門などにノミネートされたが受賞を逃した。今回、最優秀楽曲賞と最優秀ポップ・パフォーマンス(ソロ)で初めて受賞。英米などでスタジアム級の会場を1人で満員にしてしまうほどの実力者だけに、うれしい受賞となった。