炭酸は規制進む
スターバックスなどは「甘さを控えた飲み物も提供している」と調査結果に反発するが、20年末までに加糖飲料の砂糖含有量を25%減らすことを明らかにした。
コーラ類など炭酸飲料には多くの砂糖が含まれているため、規制する動きは多い。米ニューヨーク市は12年、飲食店に450ミリリットル以上の容器に入れた炭酸飲料販売を禁じたほか、メキシコは14年から、全ての砂糖入り飲料に「ジュース税」10%を課税し、一定の成果を挙げているという。
健康志向の高まりから、欧米でも、脂肪摂取量を強く意識する消費者が増えている。このため、冷凍ピザやパン、スープ、マヨネーズなど低脂肪の加工食品が人気を集めている。しかし、風味不足を砂糖など調味料で補うこともあり、知らず知らずのうちに、砂糖摂取量が増えてしまう可能性もあるという。砂糖の取りすぎは、糖尿病やビタミンB不足などを誘発するといわれるだけに、日頃からの用心が必要という声も増えている。