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30年ぶり姉妹再会 FB実現 コロンビア 火山噴火で生き別れ (2/3ページ)

2016.2.28 00:00

ネバド・デル・ルイス火山の大噴火で災害孤児となり、生き別れになってから30年、感動の再会を果たした姉のハケリン・サンチェスさん(左)と妹のロレーナ・サントスさん=25日、ボゴタ(AP)

ネバド・デル・ルイス火山の大噴火で災害孤児となり、生き別れになってから30年、感動の再会を果たした姉のハケリン・サンチェスさん(左)と妹のロレーナ・サントスさん=25日、ボゴタ(AP)【拡大】

 大噴火では、アルメロを中心に約2万5000人が死亡・行方不明になったが、町の中心部に勤めに出ていた姉妹の両親も犠牲者となった。父親は遺体が確認され、母親は行方不明のままだ。ベビーシッターは2人の養父母を探し求め、姉妹は別々の家庭に引き取られたのだった。

 ■動画を見て確信

 姉は現在、縫製工場で働き、16歳の長男と12歳の長女がいる。妹は獣医となり、3歳の女児の母だ。

 2人の再会のきっかけは、姉のハケリンさんが3カ月前、FBに投稿された動画で「私はネバド・デル・ルイス火山大噴火の被害者です」と語るロレーナさんを見つけたことだった。幼い時の面影がはっきりと感じ取れたハケリンさんは、妹に間違いないと確信。25日に開かれた記者会見でもハケリンさんは「私は毎日この動画を見て、いつも言ったんです。『これは私の妹だ、私の妹だ』って」と語った。

 動画を見た後、ハケリンさんはまず、大噴火の被害者を支援しているアルマンド・アルメロ基金に「再会の仲介をしてほしい」と申し出た。基金で2人のDNA検査を行ったところ、今月19日に「2人は同じ母親の娘である」と科学的に証明された。

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