試合会場で公式練習する川澄奈穂美(なほみ)=2016年2月27日、大阪市東住吉区のキンチョウスタジアム(共同)【拡大】
サッカー女子のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で4大会連続の五輪切符を目指す日本代表「なでしこジャパン」は27日、試合会場となる大阪市のキンチョウスタジアムで公式練習した。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位の日本は29日午後7時35分から同9位のオーストラリアとの初戦を迎える。
予選は6チームが総当たりで争い、上位2チームが本大会の出場権を得る。
無我夢中のプレーで日本に勢いを生んだ2011年のロンドン五輪アジア最終予選から約4年半。30歳になった川澄(INAC神戸)は「経験を重ねてきたので、周りも見えた中で大会に入れる」と心境の違いを語る。ベテランの域に入ったアタッカーは自信と責任感を胸に予選へ向かう。
前回予選は日本が初優勝した女子ワールドカップ(W杯)から2カ月足らずの9月に開催された。W杯では準決勝での2得点でシンデレラガールとなった川澄は、勢いそのままに予選でも大活躍。全5試合に先発し、初戦の先制点を含む2点を挙げた。