男子テニスの国別対抗戦、デ杯ワールドグループ(WG)1回戦、日本-英国第1日は4日、英国のバーミンガムでシングルス2試合が行われ、日本は世界ランキング6位の錦織圭(にしこり・けい、日清食品)が世界157位のダニエル・エバンズを6-3、7-5、7-6で下し、1勝1敗とした。世界87位のダニエル太郎(エイブル)は2連覇を目指す英国のエースで世界2位のアンディ・マリーに1-6、3-6、1-6で完敗した。
鳴り物の応援で盛り上がる敵地での戦いで、26歳の錦織がエースの役割を果たした。3年前の全米オープン1回戦で敗れた25歳のエバンズに9本のサービスエースを決められ、リターンで苦戦しながら我慢強く踏みとどまった。2時間44分で勝利をつかむと、右拳を振り上げ「アップダウンもあったが、3セットで終われたのは大きい」と胸をなで下ろした。
日本を代表し、チーム最年長の立場で戦うデ杯は「自分を成長させてくれる舞台」と特別な思いがある。最終日はA・マリーと顔を合わせる。(共同/SANKEI EXPRESS)